BEFORE





さすがに、大晦日の晩は冷え込んだ。

いつもより早く閉店し、念入りに掃除をした後火を落とし、一応形式ばって、厨房や店の四方を塩で清める。

会った事もない神様とやらに祈る訳ではないが、サンジも父や他のコック達と共に、厨房のどこかにいるかもしれない何かに向かって頭を下げた。



今年1年ありがとう。

また来年も、ここで料理を作らせてください。



あえて言うなら、そんな感謝の儀式。



同じ儀式を、サンジはナミを追い返したあの晩に行った。



サンジの厨房は、決してサンジを裏切りはしない。

あの場所で、オレはずっと料理を作り続ける。



そう思ったら、無性に帰りたくなった。



 「じゃあ、オーナー。これで失礼します、良いお年を!」

 「ああ、今年も1年、ご苦労さんだったな。…餅代だ、少しで申し訳ねぇが。」

 「ありがとうございます!」

 「頂戴します。」

 「良いお年を!」



ひとりひとりに心づくしを手渡し、裏口から見送る。

店は4日には開くので、たった3日間の短い休みだ。

それでも皆、ほっとした顔をしている。



 「じゃあな、サンジ!」

 「またな!」

 「風邪引くなよ。」

 「余計なお世話だ、クソ野郎。」



トニオが、少し頬を染めて



 「サンジさん!じゃ…明日に来させていただきます!」

 「ああ、他には何が食いたい?」

 「いえ!お雑煮だけで十分です!!」



サンジは笑ってうなずいた。

実はもうすでに、お節の重は3段分出来上がっている。



最後に、パティとカルネが



 「オーナー、今年もお世話になりました。」

 「良い正月を。…おい、サンジ。あんまりオーナーを怒らせるんじゃねぇぞ。正月なんだし。穏やかに過ごせよ?」

 「そうだぞ、最近血圧が高いんだからな。」

 「余計なお世話だ、このクソガキ共!!」



ゼフの一喝に、大の男が首をすくめる。



しかし

切り返しも同じ

親子だ。





除夜の鐘が鳴った。



いくつ目の鐘の音かは知らない。



ふと見上げると、吐く息が白く夜空に上っていく。







今年が終わる。



いいコトと、悪いコトが一度に起きたこの年。



ゾロ



お前、今、何をしている?



誰か、お前の側にいるか?



家族か?



それとも……ナミさんか?







まったく





未練がましい





切り捨てたのは自分だってのに。





今、お前の傍らにいるのが、ナミさんじゃなきゃいいって思ってる。



 「チビナス。」

 「…ん…。」



ゼフは、何も言わずに息子の車椅子を押した。



 「!!」



初めてだった。

ゼフが車椅子を押してくれるのは。



この体になって、車椅子の生活になっても、ゼフは決してサンジの車椅子に手を触れなかった。



 「…いいよ…自分で入れる…。」

 「…本当に可愛げがねぇな、テメェってガキは。」

 「………。」

 「…除夜の鐘でも聞いてくるか…。」



サンジは答えなかった。

答えるより先に、ゼフが車椅子を外へ出した。





この辺りは、町のメインストリートからは1本外れた場所にあり、さすがにこの時間に出歩くものは少なかった。

それでも、大晦日という特別な日。

親子と同じことを考え、寺社へ向かうものがそれなりにいる。

中にはサンジの見知ったものもいる。

軽く会釈し、また、微笑んだ。



なにもかも



きっとこの父は知っている。



ここへ戻ってくる前に、何かがオレに起きたこと。



クリケットですら気づいた。

この父が、気づかないはずがない。



それでも何も尋ねない。



オレは、それをありがたいと思っているか?



やがて、ゼフとサンジは坂の上の小さな公園についた。

ちょっとした高台のその場所から、東京の街の明かりが見える。

その向こうに



 「…花火だ。」



サンジがつぶやいた。



確かに花火だ。

はるか遠くに、丸い花が夜空に咲いた。



 「どこかで何かやってんだろう。」

 「ディズニーリゾートの辺りかな…?隅田川か…もっと手前でお台場か…。」

 「さぁな。」



鐘が響いた。









ゾロ



ゾロ



どうしてる?



この鐘、この音、どこで聞いてる?



誰と、聞いてる?









ダメだ。



ずっと堪えていたのに、もう、耐えられない。



背中にいる父が、いつになく優しくて。



 「…う…う…く…。」



息子が泣いても、父は何も言わなかった。

慰めも労わりもしなかった。怒鳴りもしなかった。

ようやく泣いた息子を、泣きたいだけ泣かせてやるのがいいと思った。



冬の花火は音もなく、ただ天に小さく広がっては消えていった。







元日を、サンジはゼフとトニオと過ごし、トニオと一緒に近所の小さな神社へ初詣に行った。

引いたお御籤は大吉だった。



健康    患えども本復す

商談    全てよし

学問    努めれば堅し





待ち人   来る

願ひ事   叶う



カミサマまで嫌味を言うか?



信心なんかねェから、どうでもいいけどな。



2日にはもうパティとカルネが戻ってきて、徹夜で新年会だと飲んだ。



笑った。



あいつらがオレを笑わせようとするから、笑った。



実際に楽しかった。

笑っている間は、忘れられた。



トニオが、美味い美味いと目を輝かせてオレの作った料理を食い、語るレシピを必死にメモってる姿を見ている間は、全て置き去りにできた。



それでも、胸が痛い。



笑うたびに、チクチク痛む。



棘が、抜けない。



帰りたい。

もう、ひとりになりたい。



苦しい。



笑うのは…もう苦しい。



3日。

コックたちが戻り始める。

明日から営業が始まる。

帰りたいと言った。

どうせもう、オレはジャマだから帰るって言った。



どうして、こういう言い方しかできねぇかな、オレ。



だから、みんなに余計に心配させちまう。

逆効果。



帰りたいんだ。

オレの店へ。



帰りたい。



奇妙な胸騒ぎ。

帰って、何があるというわけもないのに、気持ちがざわつく。



そして、嫌な思考にばかり囚われる。



ナミさんを妬む。



会ったこともないルフィを怨む。



動かない、この足を怨む。



足のせい?



足が満足だったなら、オレはゾロから逃げなかったか?



思考が、マイナスの方向にばかり傾く。



ゾロが、オレを本気で、掛け値なしで想ってくれているのが重かった。

喜びと同時に、不安が広がった。

今があればいいなんて考え方、オレにはできない。



もし



ゾロに、オレ以外の人ができたら?



何も生み出せない、同性同士の繋がりを疎んだら?



自分の遺伝子を、残すことを望んだら?



ゾロが、オレが行くことのできない場所へ行くことを望んだら?







足手まといになる。

絶対に後ろめたさを感じることになる。

その時に、捨てられるのは嫌だ。







縋りつくこともしたくない。

オレの誇りが許さない。



そして



もし、オレがゾロと共にあることができて、オレは、オレ自身のその誇りと夢を、貫くことができるだろうか?





堕落してしまう。





ゾロの腕の中の心地好さに酔って、安穏ばかり求めてしまう気がする。



壁なんかぶち壊せる。

なんでも。

そう信じてきた。



けど、きっとオレは、この壁だけは壊せねェ…。







新年最初の開店日。

正月気分なんて、もうとっくにどこかへ消え失せた世間。

日常が戻りかける。



多分ゾロも、ナミさんもウソップも、普段の生活に戻り始めているだろう。

オレも、戻ろう。

帰ろう。

新しい年になったんだ。

心機一転ってヤツで、またがんばろう。



大丈夫。



でも忘れない。



お前を愛していた日々は忘れない。

思い出になっても、絶対に忘れずに生きていく。



生きて



いける











サンジが自分の店に帰る前の晩になって、トニオがサンジに



 「オレ、時々手伝いに行ってもいいですか?」



と、躊躇いがちに尋ねた。



 「こっちの仕事も勿論きちんとやります。オレが休みの日とか、サンジさんが大変な時とか、オレでよかったら手伝わせてください。」

 「………。」



いいヤツだと思う。

努力家で、腕も悪くないしいい舌も持っている。



だけど、コイツはオレを、労わる事しかしないだろう。



 「サンキュ、その時は頼むな。」



トニオが笑った。





ああ



つくづく、自分が嫌になる。













夢を見た。



ずっと夢なんか見なかったのに。







薄ぼんやりとした夢だった。



誰かがオレを抱いている。



暖かくて、心地好くて、オレは自然に笑っていた。



誰?



ゾロ?



ジジィ?



それとも、顔も覚えていないオフクロか?



腕の主が、オレを呼んだ気がした。



すごく、耳に優しい暖かい声。



ダメだ。



こんな優しい抱き方。



嬉しくて、心地好すぎて、また泣いちまう。





 “バカだなァ、サンジは。嬉しい時は笑うんだ。”





腕の主に、そう言われた瞬間目が覚めた。





 「…誰だ…?」



男の声、だったような気がする。

でも、ゾロの声じゃなかった。



優しい、とても安心できる声。



だから、ほら、また泣いていやがる…。



ランチタイムの後、パティとカルネに店まで送ってもらうことになっていた。

食材を運ぶ都合もあった。

明後日からの営業に使う食材を、昨日調達した。

生鮮品は明日と明後日に分けて、2人が届けてくれることになっている。



 「初日の予約は何だ?」



店の裏手にある倉庫の前で、パティとカルネが荷物を運ぶのを眺めながら、ゼフが尋ねた。



 「年配のご夫婦。和風で行こうかと思ってる。でも、若い頃、長く北欧で過ごしたって言ってたな。」

 「ニシンのいいのがある。持ってけ。」

 「お!サンキュー!ありがてぇ!!…ん〜、なんか浮かんできた。いいメニューになりそうだ。新年から調子がいいぞ、こりゃ。」



笑うサンジ。



なぜ笑う?

ゼフは思う。



死んだサンジの母親も、滅多な事では弱音を吐かなかった。

強い女だと思っていた。

働いて働いて、どんなに疲れていても笑っていた。

だから、突然倒れてそのまま逝ってしまった時に、ゼフは気付いたのだ。



強いのではない。

何より優しく、そして脆いのだ。

脆いから、崩れてしまうことを恐れたに過ぎない。



そして優しいから、誰にも自分の辛さを明かさなかった。



救えなかった。



気付けなかったことを、悔やんだ。



だから、サンジには同じ轍を踏ませたくない。そして自分も、踏みたくなかった。



 「サンジ。」

 「ん?」

 「…風邪ひくなよ。」

 「……うん。」



それだけでよかった。

この父から、他に何の言葉も要らなかった。



それだけでいい。



 「………。」



空を見上げた。

冬の高い空。

キンと冷えた空気の中にも、わずかに射す陽の暖かさ。





帰ろう



オレの家へ



全てが終わったわけじゃない。

また、始めればいいだけだ。

ゾロを知らなかった時の暮らしに戻って、また、いつもの生活を始めればいい。



それだけのこと。



夢の中で、抱きしめてくれた声をふと思い出す。



『 嬉しい時は笑うんだ。 』



そうだな。

きっと、これからもまた、別の嬉しい事が起きる。



そうしたら 笑おう。



思いっきり。























 「おい、サンジ…。」

 「ん〜〜〜?」

 「…さっきから、ものスゲェ殺気を全身に感じてるんだが…オレの気のせいか?」

 「ああ、気のせい気のせい。」



レストランバラティエ。

季節は初夏。

6月、梅雨の合間の晴れたある日。

時刻は15時15分。



ランチタイムが終わって、夕方のディナータイムまでは『CLOSE』。

そのフロアの一角のテーブルに、サンジと並んで座るスーツ姿のゾロの額に、うっすら汗が浮かんだ。

対して、隣のサンジは車椅子にふんぞり返るように座り、指先で火のついていない煙草をつまんで天井を仰いだ。(フロア禁煙)



と、奥から、トレーに紅茶のカップを2つ載せてやってきたのはトニオだ。



 「いらっしゃいませ。」



抑揚の無い声で言い、ゾロの前に先にカップを置いた。

ゼフが見たら、客になんて給仕をしやがると怒鳴られそうな荒っぽさ。



カップが音を立てて、中の紅茶がこぼれて添えられているレモンを汚した。



 「どうぞ、サンジさん。」

 「サンキュ。」



サンジには、至極丁寧に。

トニオはサンジにはにっこりと笑い、ゾロは横目で睨みつけて、一礼すると奥へ戻った。



 「…気のせいじゃねェな…姿は見えねェが、あちこちからオレを値踏みしてやがるぞ。全身に視線がビンビン来る。」

 「はっはっは!オレ、愛されてるからねェ。」



ゾロのこめかみがピクリと動いた。

『愛されてる』、という部分に過剰反応したのは言うまでもない。



 「オーナー!一度は会うって言ったでしょう!?」

 「とにかく相手の顔を見てから、蹴るか殴るか、煮るか焼くか決めてくださいよ!」



奥から声がした。



「冗談じゃねェ。蹴られる殴られるは覚悟してきたが、煮られる焼かれるは聞いてねェ。」



そうつぶやいて、思わず生唾を飲み込むゾロが、サンジはおかしくてたまらない。



 「ルフィを見習え。あれだけされても引き下がらなかったぜ?」

 「うるせぇ、一度は逃げたヤツが偉そうに。」

 「へいへい、悪うございました。」

 「…それにな。“許してもらう”なんてこたぁ、毛ほども思ってねぇぞ。」

 「………。」

 「互いに決めたことだ。今日はオレは、そのことをテメェの親に報告に来ただけだ。」

 「…わかってるよ。」



少し頬を染めて、サンジは笑った。



ゾロの隣で、サンジは笑う。

あちらこちらの物陰から、ずっとゾロを睨みつけていたコック達は、一様に小さな溜め息を漏らした。

トニオなど、鼻水まですすって泣いている。



ようやく、ゼフがフロアに姿を見せた。

仕事着のまま、いつもの仏頂面で。

その顔を見て、ふとサンジは思う。



 ( なんか、似てねェ?この2人。…やっべ、オレ、ファザコンだったか? )



ゾロが、さっと立ち上がった。

先程までの緊張はどこへ行ったか、ゆっくりと腰を折って



 「ロロノア・ゾロです。」



と名乗った。



 「………。」



答えはない。

まぁ、普通そうだろう。



自分の息子が、これから一生共に暮らす相手だと言って、連れてきたのが男じゃな。

しかも息子の方がネコじゃ、顔には出さねど、きっと怒って…。



 「若造。」



ゼフが声を発した。



 「!!」

 「テメェ、食い物の好き嫌いはあるか?」

 「ありません。」

 「そうか。」



それだけ言って、ゼフはくるりときびすを返した。



パティとカルネが慌ててゼフを引き止める。



 「ちょっと待ってくださいオーナー!!」

 「コイツらの話を聞いてやってください、オーナー!!」

 「聞くことなんざねェ。」

 「そんなこと言わずにオーナぁぁぁぁぁ!!」

 「オレが何言ったって、コイツらの結論は変わらねェんだろうが。」



その一言に、2人はぴたりと黙ってしまった。



ゼフは、まとわりつくパティとカルネを蹴り払い、ゾロとサンジに向かって言った。



 「…この先に、人並みの人生が待ってるなどとは思っちゃいねぇだろうな?」



ゾロとサンジは、同時に大きくうなずいた。



 「それでもいいってんなら、好きにすりゃあいい。」

 「………。」



ゼフは笑って



 「お前ェも物好きなヤロウだ。こんなチビナスのどこに惚れてくれたんだ?」



どこ?



真顔でゾロはサンジを見て



 「…そーいや、どこだ?」

 「なんだと!?クラァ!!?」



ものすごい勢いでサンジの車椅子が反転し、ウィリーして前輪でゾロの向う脛を蹴り飛ばす。



 「痛ぇぇえええ!!テメ!何しやがる!?凶器は反則だろ!?」

 「凶器じゃねぇ、これは立派なオレの足だ!!」

 「おい、止めねぇかサンジ!!」

 「床が傷つくぅぅ!!」



わらわらと、隠れていたコックたちが飛び出して、今にも取っ組み合いそうな2人を引き離そうとするが



 「表出ろゾロぁ!!」

 「上等だ!!このアホコック!!」

 「何しに来たんだお前らぁぁぁぁ!!」



笑いながら、ゼフはトニオに言う。



 「夕方まで休む。…夕メシ食わせてやるから、ゆっくりしてけと言っとけ。」

 「…はい。」



何かを言いたげなトニオに、ゼフはまた



 「初めて見たか?サンジのあんな笑い方を。」

 「…はい…。」



皆、わかってしまった。

ゾロの隣で笑うサンジの顔。

あの笑顔が、サンジの本当の笑顔なのだ。

あのゾロというヤツが、サンジにあの笑顔を与えているんだ。



そらならもう、認めるしかないじゃないか…。



気がつくと、本当にゾロとサンジはバラティエのテラスに出てしまっていた。

2人とも着ていたスーツの上着を投げ捨てて



 「オレに勝てると思ってんのか?あァ?」

 「お生憎様、これでもそれなりに鍛えてあんだよ。U-20日本代表の筋力、ナメんなぁ?」

 「おー!いいぞサンジ!畳んじまえ!!」

 「負けるなにいちゃん!今から尻に敷かれちゃたまんねぇぞ!!」



トニオは呆れて溜め息をついた。

そして



 そっか。



 こういう人だから、好きになったんだ、サンジさん。



ゾロは、テラスのテーブルを自分とサンジの間にドカンと置いた。

そして2人、同時に左腕を突き出し肘をつく。



これは…。



互いの左手を握り合い、ゾロが不敵に笑って言う。



 「テメェの星の数はどうだったかな?」

 「55戦11勝12敗32引き分け。」

 「黒星先行してるじゃねぇか。」

 「うるっせ!この前のアレは、フェイントかけていきなりキスなんざしやがるからだろうが!!」



地雷炸裂。

だが、サンジは気づく様子も無く



「今、ここでひっくり返してやるよ。誰か!!レフェリー!!」



慌てて、パティが走り寄る。

握った2人の手の上に手を置き



 「レディ?…ファイっっ!!」



途端に、2人の左腕に力が漲る。

カメラマンとコック。

利き腕ではない腕を使うのが、あまりに真面目すぎておかしかった。



コック達の喚声が響く。

カルネが、トニオにぽつりと言った。



 「こういうの、なんて言うか知ってるか?」

 「“夫婦喧嘩は犬も食わない”?」

 「正解。」



 「いい加減にしやがれ、うるせぇぞ!!ガキ共ァ!!」



ゼフの怒鳴り声が響き渡った。



レストランバラティエの、普段と違った昼下がり。





END









『サンジの家族は?』という質問を戴きました。

丁度この話を書いていた時だったので、思わず

「ニヤ」としてしまいました。

本編がゾロ視点のストーリーなので、

サンジサイドになるサンジの家族話は、

初めから番外編にするつもりでした。

やっぱりゾロをゼフに会わせたかったので。(鬼)

あ。念の為に

トニオはアニメの海軍カレー話に登場した男の子です。









BEFORE







(2007/6/29)





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